2003年10月10日

2001年10月7日 その日は朝から冷たい雨が降っていました、玄関脇に白黒の
猫が捨てられていました。見れば前足にひどい怪我をしています。ニャアー ニャアー鳴きながら、お客様の見送りをしている私達に付いてまわります。それから私とチョビとの永い闘病生活が始まりました。鼻の下に片方だけ髭があることからチョビと名ずけました。歳を越し一月の終わりには 皮膚移植の痕も治り指の無い分だけ短くなった足でびっこをひきながらも元気に日常生活が送れるようになりまるまると太り綺麗な毛艶になりました。
それからがチョビの出番です。お客様のチェックインの時間になると毎日玄関でお出迎えです。「あんたは本当の招き猫だね、、」とお客様から頭をなでてもらって嬉しそうでした。小さな子供さんから少々乱暴にさわられても逃げることはありませんでした。猫好きの添乗員さんが「チョビちゃん!!又来たよ!!、、」と飛び込んで来る事もありました。そしていつも私の後を付いててまわり、広間でお客様にご挨拶をしている私の横にちょこんと座っていることが度々ありましたした。いつも仲居さんが入り口で見張り番をしていなければなりません。「チョビちゃん!!抱っこして!!」は と言うと 立っている人の膝に登る動作をして甘えていました。

 そんなチョビが 今年の7月半ば頃からなんとなく元気がなくなり一日中寝てばかりいるようになり、気になったので病院に連れて行ったところ、“猫白血病”だと言われました。そのウイルスを持っている猫と喧嘩をして噛まれたとき血液を介して感染すること、、不治の病であること、、など聞いてガックリしてしまいました。

インターネットで猫白血病のことを調べ尽くし 同じ病気の猫を看病
している方から励ましのメールを頂いて、少し力が湧いてきました。「チョビちゃん一緒に頑張ろうね、、」語りかけながら一生懸命看病しました。一進一退の状態が続きながら四回の入退院を繰り返し段々食欲がなくなり痩せてゆくその姿を見るにつけいつも涙しました。そして10月2日の金木犀の花の香る朝 静かに天国に旅立って行きました。

 チョビちゃん!!たった二年間の縁だったね、、、沢山の思い出をあり
がとう!!

大分県玖珠郡九重町宝泉寺温泉

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