2002年6月25日(火)

「お早う!金ちやん、銀ちやん、今日もがんばってね!」と声をかけながら、餌をあげます。それは、フロントの上にある金魚達への挨拶です。私が来ると顔を知っていて、6匹が全部こちらを向いてパクパクと餌を強請るのです。可愛い小さなフロント係りたちです。

金魚を飼い始めたのは、15年前ぐらいでしょうか?行き着けの自動車屋さんの、事務所に綺麗な金魚の水槽が置かれていました。其処の社長がお昼休みに、ソフアーにもたれかかって、愛しそうに眺めていました。「何時まで見ていても飽きないねえ、、」と言う言葉に惹かされて、飼い始めました。何処の家でも、物置に水槽が眠っていると思います。誰も一度は水槽の中で動く宝石に憧れると思います。

飼うからには、出来るだけ死なせないで、、ベテランの社長にくどい程飼い方の注意点を尋ねました。餌をあげる人は一人にする事、掃除はまめにする事、水の中に一握りの磯塩を入れると、海のミネラルのせいで、あまり病気にならない、病気がでたら、塩をこすり付ければいいとか、経験にもとづいた飼い方は、以来15年間守られて今日に至っています。ある時全部死なせてしまって、もう飼うのは止めようと、カウンターの上の水槽を片付けてしまった処、今まで何時も目が行って居た所に何も無い、、

何という虚しさ、、すぐにまた金魚を買いに走りました。ふとフロントに出てみると、先にお客様の相手を金魚がしてくれていたり、お子さん達が目を輝かして見ていたり、、とてもその場の雰囲気を和ませてくれています。
今日も私は、小さな、フロント係り達のダンスに見蕩れています。

大分県玖珠郡九重町宝泉寺温泉

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