2002年7月4日(木)

私は木が好きです。椎茸農家に育ったせいか、物心付いた頃から、父に、「この木なんて名前?」と、尋ねていました。そんな時父は一度も嫌な顔をせず、名前を教えてくれました。其のせいで、未だにそこらにある、殆どの木の名前は、すぐ答えられます。でも正式でなく、林業仲間の方言みたいな名前で教えてくれたのもあります。おもの木と聞いとていたのが、イヌシデとか、なべとうしがガマズミでとか違っていたものも多い。時には「炭俵の木」とか言ってしまう。昔炭俵の底と蓋に丸めて使っていたから。とても柔らかくてくるくると丸めても折れることが無いのでつかい易かつたと思う。今でも時々萱で編んだ本物の炭俵をみると、丸くなった、その木を懐かしく見てしまいます。

6年前から、山光園の前にも、沢山の雑木林が出来て、私は嬉しくてたまらなかった。自然林だから、普通の庭木のように、毎年剪定をしなくて良い、、と言われて其の儘で今日迄きました。でも年が経つほどに、木自身で様変わりさせていくようです。自然淘汰で枯れていく木、どこまでも大きくなる木、でも前あった庭園の木は庭師さんがそれぞれのスペースを確保してあげてそれが足りなければ木の方を剪定する。。それで生態系を作っていく。。今山光園の前の木を見ていると、とても人間社会とよく似ています。何とかして自分の生きるスペースを確保しょうと、必死の様子が良く解ります。強い木だけが残るそんな感じです。

露天風呂の上に藤棚が掛けててあります。今年はとても綺麗な3色の花を見せてくれました。花が終わり蔓が伸びて蜜になり、露天風呂に殆ど陽が射さなくなりました。そのうえ、これから1年中淘汰された葉っぱを、遠慮なく落としてくれるのです。冬になり葉が落ちてそまうまで、風呂掃除の苦労が続きます。

今日は、藤棚の選定をすることにしました。伸び過ぎた蔓を思い切って短くしました。パット視界が開けて、周りの木々が嬉しそうです。そこに居られなくなって立ち枯れした木、病気になった木、ごめんね!早く気がついて助けてあげれば良かったけど、、これから太陽の恩恵を受けて、皆んな、揃って元気になってね。

大分県玖珠郡九重町宝泉寺温泉

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