2002年10月24日

弾んだ若おかみの声に呼び寄せられて見ると広げた新聞紙の上に、繰り出された土の中に沢山のかぶと虫の幼虫がいました。それももうかなり大きくなっていて5.6センチもあるのもおります。「この前まで♂ ♀で仲良く愛しあっていたのに、親は死んでちゃんとこうして沢山の子供を残していたんだね、、」と愛しくなりました。突然寝床から放り出されて赤ちゃんみたいに、のびのびしています。虫が嫌いだったはずの私も可愛さに見とれてしまいました。
さあ! それからが大変です。このまま大勢で育てると共食いをするから、、一匹ずつ容器に入れなければいけません。

そして又栄養一杯の土を足して次々に入れてみたら41個のケースが並びました。幼虫の大敵は高温と乾燥です。これから6月下旬〜7月下旬の羽化を迎えるまで勉強をしながら管理をして育てなければなりません。何匹のかぶと虫の成虫に逢えるでしょうか?

従業員の松木さんの孫 しん太郎君(5才)は 大のかぶと虫マニアです。いつもかぶと虫の図鑑を持ち歩いています。山光園へ来るとまっ先に若おかみに「かぶと虫のおばちゃん!」と言いながら、飼育ケースを見せて欲しいとせがみます。其のときの嬉しいそうな顔はなんともいえません。そして「僕はアメリカにいるおじちゃんの処に行って、ヘラクレス大カブトを森の中へ捕りに行く、、」と瞳を輝かせます。

昔は夏休みになると男の子は皆で山にかぶと虫やクワガタを捕りに行き楽しく遊んだものです。今の子供達はそんな暇がないのでしょうか? 今年の夏休みに 虫かごや、捕獲アミを持った男の子を連れたお客様が何組もみえられました。捕る場所はあっても、そこにはかぶと虫が居ない、、現実、、来年の夏に虫好きの男の子の夢を少しでも適えてあげられたら、、、と飼育係の若おかみも楽しみにしています。

大分県玖珠郡九重町宝泉寺温泉

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