2002年6月17日(月)

6月2日奈良から6人のお客様がみえました。何時もの様にご挨拶に上がってみると、其の内のお一人が、以前こちらの方に二ヶ月に一度は営業で見えておられたそうです。聞く処によれば、書道で使う、墨の卸屋さんで、営業で九州一円をまわっておられたそうです。お仕事がら、書道の方も師匠さんだそうで、お話が弾んだことは言うまでもありません。2週間後素晴らしく達筆のお手紙と「送ってあげる」と言っておられた、墨が2本も入っておりました。それは最高級品で、胡麻油を燃やして煤をとり、膠と混合して造ったものだそうです。私は今までこんな素敵な墨は見たこともありません。

「そうだ、今締め切りが迫っている、国際書道展の出品作品をこの墨で書いてみよう、、」と言う事になりました。いままでは殆ど墨液ばかり使っていました。大きな硯を用意して、磨り始めました。部屋一杯に墨の香りが漂ってきました。

なんという懐かしい香りでしよう。中学校の、習字の時間以来かなあ、、こうして墨を磨る間に心お落ち着かせて、さあ、書こう、、となるのかな、、やっぱり墨を磨る事はいいことだ、と納得しました。墨をたっぷり筆に含ませて書き始めました。いや、やっぱり何か違う、何時もより筆のすべりが違う。紙と墨の相性がいい感じ、そして筆が堅くならなくて書き易い、いいことずくめだけど、書かれた字の方は、ちっとも進歩してなくて、墨に申し訳なくて、、ごめんね!途l中でワールド、サッカーを見たりするからかな、、

でも、私は今とてもハッピイな気持ちです。お泊りに見えていただいたうえに、こんな素敵な品と一緒に懐かしい想い出と、書道の楽しさも、味逢えました。「近いうちに、もう一度行きたいと思います」と手紙は結ばれていました。今度お見えになったら、お習字を教えていただこうかな?なんて勝手なことを考えています

   坂本香林堂様有難うございました。

大分県玖珠郡九重町宝泉寺温泉

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