2003年2月14日

今の私には裏の川を見るのが少し怖いです。なぜなら 10日ほど前からユンボーが
入り川底の石を動かし始めたからです。激しい音と共にガリガリされるとなんだか自分のお腹を抉られているような痛さを感じてしまいます。思い起こせば、私が結婚した頃 この川は堰止められ綺麗な水を湛えていて、そこから引いた水で大きな水車をまわして精米所がありました。

洪水の度に堰をやり直し、その時は部落の皆が手伝って近隣の親睦がありました。子供会で川で泳いだり、農家の人が苗床に蒔く種籾を浸漬したり、野菜を洗ったり 川は生活と密着していました。時代と共に様変わりして水車は電気に変わり 人々は川とかかわらなくなってしまいました。そのなかでずーっと変わらないことがあります。この川にかかっている橋のすぐ下流のところにある葦原の中から飛び立つ源氏蛍の乱舞です。近隣の人をはじめ沢山の宝泉寺温泉にみえたお客様を感動させてくれています。この度 橋をはさんでの川底を下げて水の流れをスムースにして氾濫を防ぐ工事にあたり、関係者で当局にお願いしました。蛍の宿の葦原を残して下さいと、、そして半分ぐらいは残してくれる事になりましたが今年生まれた蛍たちがきっとびっくりするだろうなあ、、心配です。
去年からこの川に合鴨の番がどこからか来て住み着いています。私達皆で ガーコと名づけて餌を与えていました。工事が始まりあの子たちのことがどうなるか気がかりでした。でも大丈夫 そっと離れて工事の済むの待っているようです。近所に住む豪ちゃん夫婦は毎日残りものをガーコ達にあげるのとても楽しみにしています。豪ちゃんが手をたたくと何処にいてもすっ飛んで来ます。そしてその食事の様子を嬉しそうに目を細めて見ています。

山の中から嫁いで来た私は裏を流れるこの 清流 町田川がとても好きです。子供の頃から釣りが好きだった私ですが、一度この川で はや釣りをしたいと思いながら未だに実行できていません。この工事が終わり新しい流れが出来あがったら、川に降りてゆっくり釣り三昧に耽ってみたいと楽しみにしています。

大分県玖珠郡九重町宝泉寺温泉

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